SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)とは?資格をとって日本酒をもっと楽しもう!
皆さんは「SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」という資格をご存じですか?
SAKE DIPLOMAの「SAKE(酒)」とは酒類すべてのことではなく、日本酒や焼酎のことを指しています。
つまり日本酒や焼酎に特化した少し珍しい資格です。
日本酒や焼酎を販売する人や飲食店で提供する人は、より詳しい知識を身に着けることができます。
趣味の場合でもSAKE DIPLOMAを持っているだけで、話しに説得力がありますし、話しのネタにもなりますね。
日本酒の資格は他にもありますが、日本酒を本気で勉強したい人にとにかくおススメしたいのが「SAKE DIPLOMA」です。
今回はSAKE DIPLOMAについて詳しく解説していきます。
SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)とは?
SAKE DIPLOMAは一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A)が認定している資格で、2017年から始まりました。
日本ソムリエ協会は名前の通り、ワインのプロフェッショナルである「ソムリエ」を育成する団体です。
SAKE DIPLOMAを発足は、2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に認定されたことが背景にあります。
SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)の受験について
資格を取るならば受験要項やスケジュールが重要ですね。
受験資格、取得までの流れ、出題分野・内容について説明していきます。
SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)の受験資格
受験資格は1つです。
- 受験日(一次試験日)までに満20歳以上になっていること
条件を満たしていれば国籍、職種、経験に関係なく受験可能です。
SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)の資格取得までの流れ
出願期間は3月~7月中旬の間です。
予約した会場で一次試験を受験し、合格したら二次試験へと進みます。
②事務局から会場予約IDとパスワードがメール配信される
③一次試験の日時と会場をWEB予約する(6月中旬~8月中旬)
④予約した会場で一次試験を受験する(7月中旬~8月中旬)
⑤合格後、二次試験を受験する(10月中旬)
⑥合格後、認定手続きをする
試験内容
一次試験
試験問題は申し込み時に事務局より発送される「J.S.A. SAKE DIPLOMA教本」から出題されます。
筆記ではなくパソコンで回答するCBT方式で、試験時間は60分です。
試験終了後、すぐに試験結果が表示されます。
2020年度以降は一次試験に合格している場合は、翌5年間のうち3回まで免除の対象となります。
二次試験
二次試験は20分の論述式と30分のテイスティング試験です。
会場が主要都市に限られていて、2021年は以下の16か所でした。
札幌・盛岡・仙台・東京・長野・金沢・名古屋・京都
大阪・神戸・岡山・広島・高松・福岡・鹿児島・那覇
合格発表はホームページで行われるほか、結果通知が自宅に郵送されます。
SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)受験から合格後までの費用
受験費用は一般と会員で異なり、合格後は資格認定登録料が必要です。
二次試験から受験する場合は費用が安くなります。
一次試験から受験する場合
一次試験は2回まで受験可能が、1回目の受験で合格しても2回目分の返金はないので注意してください。
受験と同時に日本ソムリエ協会に入会した場合は、入会金10,000円半額になるだけでなく、受験料も会員価格で申し込めます。
二次試験から受験する場合
一次試験が免除される場合は二次試験の費用のみで受験できます。
合格後にかかる費用
二次試験合格者には合格通知と認定登録申請書が送付されます。
資格認定登録料を振り込み、手続きをしたのちに認定証や認定バッジ、資格認定カードが手元に届きます。
おわりに
SAKE DIPLOMAは日本酒について専門的に学べる資格です。
筆者も2022年度の試験に申し込み、勉強中です。
当初は独学で受験しようと考えていましたが、テイスティング対策が自分ひとりの力では難しいと考え、アカデミー・デュ・ヴァンが開催する受験対策講座に申し込みました。
テイスティングは感覚で覚えなくてはならないうえに、聞き慣れない専門的な言葉を使います。
努力次第で独学も可能と思いますが、限られた時間の中で習得するにはプロのソムリエの力を借りるのが一番と判断しました。
今後はアカデミー・デュ・ヴァンの授業を通して身に着けたことや勉強方法を発信していくので、SAKE DIPLOMAに興味のある人は参考にしてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました!!